みなさんは「てんかん」というとどういう症状を思い浮かべるでしょうか。 子供の頃にかかって、全身痙攣する、そんな漠然とした印象でしょうか。 そもそもてんかんはなぜおこるのでしょう。私たちの脳を作る神経細胞は実は非常に弱い電 続きを読む
カテゴリー: Dr’sコラム
高齢者のたんぱく質摂取
厚生労働省が2020年4月から高齢者のたんぱく質の摂取目標値を引き上げるという記事が新聞に掲載されていました。筋肉の衰え(フレイル)を予防し、衰えによる運動・認知機能低下の予防につなげるという目的です。 現在、65歳以上 続きを読む
スギ花粉大量飛散への対策の1つとして
ウェザーニュースによると、本年2018年の記録的猛暑の影響で、スギ・ヒノキの雄花が良く育つ環境が整ったことにより、東日本を中心に6年ぶりに花粉が大量飛散する見通しとのことです。関東も来春は例年の3倍近い飛散量になると推定 続きを読む
パーキンソン病の新しい治療について
パーキンソン病の治療選択の一つに、定位脳手術というものがあります。今日では、脳内の特定の場所に入れた電極を皮下に埋め込んだ刺激装置につなぎ、その刺激装置を、送信機を使って体外から働かせて、電極を入れたところに電気刺激を与 続きを読む
パーキンソン病の患者さんがお薬が内服できない時は?
パーキンソン病のお薬を突然中断することは大変に危険です。体全体がかたまってしまって全く動けなくなり、高熱を発して時に致命的になります。ですから、何があっても、パーキンソン病のお薬がゼロになることだけは、避けなければなりま 続きを読む
パーキンソン病患者さんの日常生活上の注意事項
パーキンソン病の患者さんの日常生活で大事なのは、①すべての動作を急がずにゆっくり行うこと、②姿勢を真っ直ぐに保つこと、そして③出来る限り体を動かす生活をすることです。 パーキンソン病では動作が遅くなりますが、個々の運動は 続きを読む
パーキンソン病の長期治療戦略
パーキンソン病治療の目的は、病気を治すことではなく、病気があっても不自由なく日常生活を営むことが出来るようにすることです。この点から言えば、高血圧や糖尿病などの治療方針とよく似ています。これらの病気と同じように、パーキン 続きを読む
ラングストン先生の発見
1983年に、サンフランシスコの近くのサンノゼという町で、衝撃的な事件が生じました。密造麻薬を使用した疑いで拘留されていた若い男性が、一晩にしてパーキンソニズムを発症したのです。診察を依頼された若い脳神経内科医のラングス 続きを読む
パーキンソン病治療開始時の薬剤選択
パーキンソン病の治療計画は、パーキンソン病の症状の強さによって変わります。この症状の強さを定めているのが、ホーン・ヤール(H-Y)重症度分類です。 症状の軽い方から始まって、H-Y 1度からH-Y 5度までに分類されます 続きを読む
パーキンソン病治療薬
今日のパーキンソン病治療の主流は、脳内で不足しているドパミンの働きを補填する治療ですが、これには大きく分けて2つの方法があります。 その第一は、レボドパ(エルドーパとも言います)治療です。脳内で不足しているドパミンは、内 続きを読む