スギ花粉大量飛散への対策の1つとして

ウェザーニュースによると、本年2018年の記録的猛暑の影響で、スギ・ヒノキの雄花が良く育つ環境が整ったことにより、東日本を中心に6年ぶりに花粉が大量飛散する見通しとのことです。関東も来春は例年の3倍近い飛散量になると推定されています。

スギ花粉症の舌下免疫療法が認可されて4年が経過しました。この治療は毎日スギ花粉抽出物を舌下して徐々に体の中でスギ花粉に対して免疫を会得するという根本的な予防療法です(詳細はhttp://www.torii-alg.jp/)。

治療には3年間を要しますが現在の所、加療をしっかりと継続された方はほぼ3年の経過中に抗アレルギー剤の内服を中止されることに成功しております。

スギ花粉が飛散している時期には治療が開始できませんのでこの治療を始めるタイミングとして9月〜11月が適しています。

来年は飛散量も多いので加療を希望される方は初年度から効果を上げるために早めに加療を開始される事をお薦めします。

岩田 晶子