低GI食を実践するために知っておきたいポイント

まず食事の間隔をきちんと空けるという事です。
食事でいったん上がった血糖値は、2時間程度経たないと下がりません。
血糖値が上がった状態でさらに糖が入ると抱えきれなくなって脂肪に変わりやすくなる為、食事と食事の間は最低3時間あけた方がいいでしょう。
次に調理法ですが同じ食品でも調理法によりGI値が異なってきます。
茹でたり、蒸したり、炒めたり!どんな調理法でもすべて食材の歯ごたえを残して固めに調理しましょう。
また食事中に水分を沢山摂ると消化スピードが早まって血糖値も上がりやすくなりますのであまり水をガブガブと摂らない方がいいです。
玄米が体にいいと言われていますが、その理由の一つが低GI食品であるという事。
玄米はどうも嫌いだという方に耳寄りな情報!白米でも冷凍のご飯をレンジでチン!した方が炊きたてご飯より低GIです(わざわざ冷凍してから召し上がる必要もありませんが、レンジでチンしたご飯も悪くないな〜と思えますよね)。
パンは全粒粉を原料とした茶色いパンがいいです。
うどんより茶色いおそば。
パスタは消化が遅いので低GIでお勧めです(全粒粉のパスタの方が尚いいのですが、歯ごたえが今ひとつですよね!普通のパスタとのミックスしてみるのはいかがでしょうか)。
食物繊維を多く含む食品は腹持ちがよく消化に時間がかかるため低GIです。
食べ合わせも大切でふんわりとした白いパンを召し上がるときには食物繊維豊富な野菜を先に沢山食べておいてできるだけ消化に時間がかかるようにするなどの工夫をしてみて下さい。
次に調味料についてです。
砂糖のGI値は109と高いため、GI値の低い果糖を替わりに使いましょう。
天然甘味料フルイサナ(フルーツシュガー/ダニスコカルタージャパン¥300)マグネシウム、亜鉛などのミネラルの吸収促進作用もありお勧め!煮物を作る時は、砂糖ではなくみりんを使って味付けしましょう。
ケチャップは糖分の多い調味料。
生のトマトや、トマト缶を上手に使いましょう。
酢は胃での炭水化物の停滞時間を延ばしますので、消化スピードを遅らせます。
また肝臓でのグルコース産生を抑えるので非常にいい食品です。
まとめますと

POINT 1 食間は3時間空ける  
POINT 2 火を通しすぎない調理を心がける
POINT 3 食事中に水をガブガブと沢山飲まない
POINT 4 主食は白から茶色に極力変える
POINT 5 食物繊維(ごぼう・きのこ類・海藻類など)を沢山摂る
POINT 6 砂糖は果糖やみりんに代替
POINT 7 ケチャップはピューレに
POINT 8 酢を積極的に使う

1月から新たな気持ちでダイエットを始めた方、常に健康を気をつけていらっしゃる方、皆様参考にして頂けたらと思います。

岩田 晶子