現在、日本人女性の閉経年齢は平均50.54歳です。
閉経前後の5年間に更年期症状を呈することが多く更年期症状の持続期間は、通常1〜2年、長くても2〜3年で終わるものとされています。
しかし個人差があり7年〜8年間苦しまれるケースもあります。
ホットフラッシュのような肉体的な問題から抑鬱などの精神的な悩みに移行して長引くケース、一度更年期から脱したかと思ったらまたぶり返してしまったというケース等です。
当クリニックに来院される方はすでに婦人科で一度治療を受けたことがある方が多いためか印象としては3年〜4年間更年期障害と向き合われていらっしゃる患者様が多い気がします・・・でも更年期障害は必ず完治します。
高血圧、糖尿病などの慢性疾患ではなかなか完治が難しく長いお付き合いになっていくのですが、更年期障害の患者様とは必ず『さようなら』がやってきます。
『卒業』されてしまわれるような寂しい気持ちもありますが、その日が来る事を信じて更年期をきり抜けて頂きたいと思っています。
岩田 晶子