パニック障害

1992WHOで初めて『パニック障害』として国際疾病分類に登録されました。
原因はまだ特定されていませんが、社会的な不安、ストレスが誘因となり以下のメカニズムによって引き起こされるのではないかと言われています。

ノルアドレナリン仮説:ノルアドレナリンという神経伝達物質を分泌し、危険が迫った時に警報を発動する神経が作動するようになっている。
パニック障害の場合、このノルアドレナリンの過剰分泌、あるいはレセプターの過敏反応が起きているのではないかという説。

セロトニン仮説:不安感がいきすぎないように抑える働きのあるセロトニンという神経伝達物質が不足したり、またはレセプターが鈍くなっているためではないかという説。また、セロトニンの過剰によるという説もある。

ギャバ・ベンゾジアゼピン仮説: 不安を抑える働きのある神経伝達物質のギャバのレセプターや、連結しているベンゾジアゼピン・レセプターの感受性に問題があるのではないかという説。